北海道釣り遠征総集編(平成30年6月2日~9月30日)

平成30年6月2日に出発し9月30日に自宅に帰ってきた121日間の北海道の釣り行を行った。
往復を含めて車の全走行距離は約12,000kmである。
北海道での釣り日数は114日間である。このうち台風で大雨となり濁流で釣らなかったのは2日間である。
日々の記録はその都度ブログに書いてきた。大勢の方にブログを見ていただきこの期間中に訪問してくれた人は6万人にもなりました。
さらにはコメントなどをいただき励みになりました。
ここにまずはお礼をお申し上げます。
駆け足のような釣り行で十分皆さんのコメントに答えられなかったかもしれません。
その都度書いてきた日記を振り返りながら整理して総集編として作成することにする。
1.釣り行の目的
  過去にも調べてきたが北海道にしか居なくなってきているアメマスの調査、道東にしかいないといわれるオショロコマの調査である。
2.アメマスとエゾイワナについて
  平成27年9月から11月にかけてアメマスの調査を行っている。
(この時の総集編を参照:https://tamotsu-diary.at.webry.info/201512/article_1.html
この時は産卵時期なので川に居るのを確認している。
  今回はワシの推測では6月~8月までは海で小魚を取っていると考えているので海でアメマスを釣ることだった。しかしながらこの時期生憎台風や雨が多く海での釣りが出来なかった。逆に川に居るかを調べたが川に居ないことは確認した。
  エゾイワナについてはアメマスが産卵の為に川に上り一部は海に下らなく川に残るもの40cm位のパーマークがついたエゾイワナを確認した。生まれたアメマスでも川に残りパーマークが現れてくるエゾイワナがいる。
海から10mくらいの真水のところでエゾイワナを釣ったが海水のある所ではエゾイワナは居なかった。
ダム湖に生息しているアメマスは川に居るところもあった。
海から産卵の為に遡上してきたと思われるアメマスは9月になってからである。
3.オショロコマについて
  オショロコマはイワナとちょっと違うと思って気にしていなかったが今回生息場所が
もっと広いという事を調べた。
  日本海にそそぐ石狩川水系、余市川、尻別川水系でオショロコマを釣ったのである。
釣り人の話ではほかにもいることが分かった。
これでオショロコマは北海道全域に住んで居たという事が分かった。
しかし、海水温度の上昇で済む場所が上流になり、南からやって来たアメマス、エゾイワナに追いやられさらには養殖放流したドナルドソンニジマスに追いやられて生息場所が無くなっていると思われる。
オショロコマが海と行き来するのは道東だけになっていると思われる。
冬場雪の中でオショロコマを釣ったが一匹も居なかった。海に下っているのである。
釣り人からもオショロコマは冬海に下るという事を確認できた。
そして海でオショロコマが大きくなったものはドリーバーデンというとも聞いた。
今までカラフトマスはオショロコマが海に下って大きくなったものと思っていたが違うようである。聞くところに寄るとカラフトマスの稚魚は青っぽいという。
4.今回の調査集約(15cm以下はカウントしていない)
  今回釣ったのは(キャッチ&リリースが基本)
   ・アメマス=35匹
   ・エゾイワナ=120匹
   ・オヨロコマ=129匹
   ・イトウ=18匹
   ・カラフトマス=20匹
   ・ヤマメ=18匹
   ・ドナルドソンニジマス(DSN)=63匹
   ・オイカワ=3匹
 (釣り行集約表の添付を考えたが釣り場情報を公開することになるので今回は省略する)
〇アメマスを釣ったもの過去を含めて比較する。
 ・22年3月15日~5月9日で16日間のうち7日間でアメマス31匹
                        9日間で海アメマス12匹
 ・26年6月2日~7月8日で15日間のうち9日間でアメマス16匹
                      6日間で海アメマス16匹
 ・22年9月13日~11月9日で16日間のうち12日間でアメマス96匹
                         4日間で海アメマス0匹
・27年9月11日~11月22日で28日間の内21日間でアメマス66匹
                        7日間で海アメマス0匹
 ・30年6月2日~9月30日で35日間の内25日間でアメマス35匹
                      10日間で海アメマス0匹
 日数の違いはあるがダム湖に生息するアメマス以外はほとんど海に居る。それも岸辺
から離れているという事である。今年は風雨の日が多く海で釣れなかったことも有る。
〇今回オショロコマを確認した河川
・オホーツク海
 渚滑川、湧別川、常呂川、斜里川、羅臼川
・日本海
 由仁石狩川、石狩川岩内川、余市川、尻別川真狩川
・太平洋
 沙流川、新冠川、春別川、十勝川、利別川
これで北海道全域にオショロコマが生息していたことになる。
檜山地域、渡島地域は海水温度も上がっており、さらに河川が小さいためすでにオショロコマは居なくなっていると考えられる。
積丹半島も河川が小さくオショロコマは居ないがオネナイ川で以前オショロコマを確認したこの時は地元の人に聞いて好きな人がオショロコマを連れてきたといっている。今回も確認したが居なかった。
5.イトウ、カラフトマス、サクラマス、サケ、ドナルドソンニジマス
 イトウ、カラフトマス、ドナルドソンニジマスは今回釣った。
・イトウは天塩川で120cmで記録を更新し、F川で120cmのタイ記録になった。ほとんどは道北である。
・カラフトマスは9月上旬であることを確認した。もっといれば河口にたくさん寄ってくるのを釣ることができる。
・ドナルドソンニジマスはいやと言うほど釣った。第二のブラックバスと思っている。これで昔からの魚は居なくなってきていると思っている。
 ドナルドソンニジマスが海に下ってまた川に遡上してくるスチールヘッドも何匹か確認した。
サクラマスとサケの遡上を一部見ることができた。サクラマスはよれよれになっており終わりかなというところ、サケはこれからというところである。
6.考察
今回もアメマスを探すとともにオショロコマの生息状況を調べた。
アメマスが海水温度の上昇とともに南から北上してきていることは過去にも書いたが今回オショロコマを調べオショロコマが北海道全域に居たという事が分かった。
海水温度の上昇で源流に登り、小さい川ではすでに絶滅している。大きい川の源流に細々と生息している状況にある。
過去にも述べているが日本近海の海水温度の上昇により魚たちは北上を続けている。
・沖縄でタマン、ガーラを釣るための餌用として汽水域に生息するといわれているボラを釣ったがかなり川の上流に生息していた。
・同じく高知県でアカメを釣るために餌用にボラを釣ったがこちらでも河川の5kmくらいの上流に生息し、この時はスズキ(シーバス)も見ている。
さらにアカメの餌となる海の魚と思われるチヌ(クロダイ)も同じ場所にいたのである。
アカメは九州の宮崎沖から高知の四万十川河口近くに生息するといわれているが宮崎沖では居なくなっているとか逆に和歌山県沖に居るとかと言う北上している情報もある。
・ワシの好きなカツオは沖縄から北上して東北の三陸沖が北限で折り返して南下するといわれてきたが最近は北海道沖でかつおが取れるようになったと言う話もある。
・サケについても北海道の地元の漁師の話では放流しても帰ってこなくなったのでサケの放流を止めたという話も聞く。海水温度の上昇が原因と思う。
これらのことから考えるとアメマスはまだ期間があると思うがイトウやオショロコマは50年もすれば居なくなるのではないかと危惧される。
・九州、中国、四国の1,000mを越す山の渓流でイワナが細々と生息しているのを確認してきている。
・朱鞠内湖やかなやま湖でイトウが生息しているのを確認している。
絶滅する前にダム湖などの水温の低い場所で保存することを考える時期ではないかと思う。
ちなみに北海道の然別湖のオショロコマは保存されていると聞く。
7.今までの釣で思う事
北海道は何年も続けてずいぶんと釣り歩いて調査してきた。
・北海道はオホーツク海、日本海、太平洋に囲まれている。日高山脈、十勝岳連邦、大雪山連邦の山を中心に土砂がたまったところが隆起して出来たのではないかと思ったことである。釣り歩いていて石が見つからないところからそう考えた。北海道全体的に川がなだらかなことも有るが雪のため一気に土砂が流されることが少ない。したがって侵食があまり進んでいないと思われる。
特に北のほうでは雨が降ると濁流になることが多かった。
南の山が多いところは少しくらい雨が降っても濁らないところもあった。すでに雨で土砂が流されているからである。
・釣りで熊笹や柳の木が多いと思った。このため河川に入るのも大変だが遡行もままならなかった。
・蕗、イタドリやワラビが大きいと思う。寒い国の植物ではないかと思う。南の暖かいところに行くとみんな小さいのであり。それも段々と無くなってきているように思う。熊笹や柳の木についても同じで暖かいところではあまり見かけない。
・残念なことだが釣り人の足跡がある所にはゴミが結構捨ててあることである。
出来る限り拾って持って帰り自分のゴミと一緒にコンビニに出していた。
・地元の人たちや釣り人と沢山話をすることができた。みなさん親切でいろんなことを教えていただいた。
8.今後の計画
来年は故郷の高知に帰り再度アカメを釣ってみたいと思っている。
ボラやチヌがフナや鯉と同じように川の魚になってきていることも確認したい。

魚の一生一覧表
オショロコマを追加しようと考えたが十分な調査が出来ていないので止めた。
今回の調査で変更することはない。(クリックで拡大)
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河川の温度上昇の調査結果
9年前に調査した結果であるが日本の河川の温度変化を分析してブログに載せている。
その一部を再度掲載する。。(クリックで拡大)
1、九州、四国地方の河川は河口の水温が上昇していることが分かる。
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2、北海道の十勝川、石狩川、天塩川の変化を見ると天塩川が下がっているのに対して十勝川と石狩川は上昇していることが分かる。天塩川は北にあるため冷たい水が入り込んでいるものと思われる。
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at:自宅

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