沢登りとリハーサル

久しぶりの釣りなので朝2時に目が覚めた。
どこにしようかどのようにしようかと考えていると寝られない。3時に起きた。
朝食を食べ、弁当を作って、白々と夜が明けてくる4時過ぎに出発した。
イワナの生態調査する場所探しの最初である。過去に釣りに行ったところにした。
入り口に30m位の滝があるのでイワナは自然には上れない。
昔は下流にヤマメが居て上流にイワナが居た。
両方とも誰かに下流から持ち上げられたものである。
最近はヤマメが居なくなった。イワナも少なくなった。
折角誰かが下流から持ち上げたヤマメ、イワナだったが狭い領域で繁殖するより釣り人が多くなったために居なくなっているのである。
途中で試し釣りをした。20cmのイワナが来た。
調査するためのリハーサルをした。
生態を調査するのには油ひれを切り取る方法が一般的である。
自分は油びれに色の付いた糸を結びつけることにした。
ハリと色の付いた糸を持って行ったが針の穴が小さくて入らなかった。
裁縫用の黒い糸が入ったのでつけようとするが、イワナが暴れて油ひれにつけづらい。
背びれに付けてみたが暴れると背びれが割れて取れてしまう。
やはり固い油ひれにつけて放流した。
このイワナがどのような行動をとるかを調べるのである。
ただし、人に釣られて持っていかれると分からない。
したがって、だれも入らないような場所を探しているのである。
落差50m位の魚留滝というところに着いた。
以前はイワナが居たが居なかった。釣り切られているのである。
この滝を高巻く、急峻である。右に左にと移動しながら少しずつ上る。
しばらくすると上れそうになくなる。
しかし、ふと見ると鹿の足跡がある。これをたどればよいと鹿の足跡を探しながら上る。
鹿はすごいところを上ると思う。四足とはいえ、馬蹄形のような足で狭い場所を上っている。
自分も四足だ、さらに手でものがつかめる。
やっと上流に行けるところまで上った。
ところが上りすぎになっている。
沢まで下りる必要がある。またもや鹿の足跡で助かる。
やっと魚留滝の上流、それも誰も釣りに入っていないと思うところに着いた。
しかし、がっくりした。ちょっと上流に行くと浸透水になっていて表面に水が見えないのである。
地下水でもイワナは行き来する。
しかし、木などについている虫などが流れてこない。水が見えなくては生きていけない。
どこかにイワナの住処になる深みか、滝つぼはないかと上る。
しばらく行くと深みがあった。住処に良いと思った。
しかし、その上流も生息できる渓相ではないのである。
結局水がちょろちょろとなる源流まで行った。
イワナの生態調査には向かない場所と思った。
調査できるところを見つけた後がまた大変である。
タンクにイワナを入れ、酸素を補給しながら背負って同じところを登らなければならない。
上るルートの調査も行っている。
元来たところを戻るより上に上り林道に出たほうが良いと林道を目指した。
そして曲がりくねった林道を歩き本流の源流に出た。
本流の源流を釣る。ずいぶんと釣り人が入った形跡がある。
それでも5匹ばかりイワナが来た。晩酌用に2匹キープして終わりにした。
次は別のところを探すことになる。

魚留滝の下流で20cmのイワナが来た。
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調査のために油ひれに糸を取り付けた。持参した水槽が小さかった。
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約落差50mの魚留滝である。
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急斜面を鹿の足跡を頼りに這い上がる。大きなサルノコシカケがあった。
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滝の上流で唯一の深みを釣ったが勿論居ない。
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帰り道の本流でイワナを2匹キープした、
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山つつじが満開である。
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at:山荘

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